2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『大統領の陰謀』1976年 監督/アラン・J・パクラ 出演/ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード

新玉ねぎとえのきの和風パスタ。 ペンネと人参とカイワレのサラダ。 バナナのせトースト。 炭水化物過多は 自覚しているともさ。しかし、とまらぬ。 『フロスト×ニクソン』の復習として、今日は『大統領の陰謀』。本当は予習で見ればよかったのだけれど。 午…

「理由なんて、愛ひとつで十分だ」(映画『プール』)

もたいまさこ。 小林聡美。 加瀬亮。 キネ旬で「めがね」を 散々に書いたくせして この俳優の並びとヴィジュアルに そそられる。 http://pool-movie.com/ 9月公開。 (しかし、小林聡美-もたいまさこ-荻上直子というのは セットではなかったのか。ユニットの…

「(譲れないものは)ないです。ないない。そんなものあってはいけないんです。多分」(『情熱大陸』麻生久美子)

朝行った図書館で 貼ってあったポスターに 前を歩く人が数秒足をとめて見つめ、歩き去った。 何があるのだ、と思って 見ると、「ハーフェス」の麻生久美子のポスターだった。 私も 思わず足をとめた。そして、夜。 人は、譲れないものがないと いけないと思…

『死神の精度』2008年 監督/筧昌也 原作/伊坂幸太郎 出演/金城武、小西真奈美

“ラテラ” 明日のイチオシ 23:00〜23:30 (TBS) 『情熱大陸』 麻生久美子 テレビ番組選びの指標のひとつ“ラテラ”で 明日の『情熱大陸』は 麻生久美子と知り がぜん やる気がわく。(何の?) 今日の映画は伊坂幸太郎原作映画強化週間につき『死神の…

巨神兵の速度

初めて『風の谷のナウシカ』を見たときから、思っていたことがあった。 「巨神兵が崩れ落ちるスピードは 速すぎるのではないか」 けれど そんなこと 誰にも打ち明けることができないまま、 経つこと10年以上。 NHK『トップランナー』に庵野秀明さんが出演さ…

『スラムドッグ・ミリオネア』

さすが料金1000円の日だけあって、 そして話題作だけあって、昼間というのにシネコンは ほぼ満員。 しかし やっぱり シネコンは苦手だ。 何度行っても だらだらと続く上映前の注意とか劇場の宣伝に なじめない。 システマチックな客扱いや テーマパークのよ…

『チルドレン』2006年 監督/源孝志 原作/伊坂幸太郎 出演/坂口憲二、大森南朋、小西真奈美、加瀬亮、三浦春馬

さっきwowowが作った「チルドレン」を見終わったのですが、 暴動を起こそうかと思っています。 多分、許されると 思います。 誰か 奇跡を起こしてくれよ。 そんな思いで、週末「フィッシュストーリー」を見に行きます。

「俺たちは奇跡を起こすんだ」(『チルドレン』伊坂幸太郎)

伊坂幸太郎の小説マイベストスリーは、『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』そして『チルドレン』。 本当に、面白い。そして、いい話、いい科白。 にひきかえ、 映像化されたものは 9割がたひどい出来。まともなのは「アヒルと鴨のコインロッカー」くらい…

「この人何やるんだろうって時に(ネタを楽しみに見てて)、スケッチブック出した瞬間に、俺ちょっと萎えるんだよ」(「東京ポッド許可局」第61回より)

「東京ポッド許可局」第61回“R-1ぐらんぷり”論にて。 上記の発言は、もちろんスケッチブック芸を否定しているものではない。 続いての発言は、 「バカリズムさんが北海道掴んだ時点で“あ、これ優勝だ”って気が緩んだもの」。 確かに、芸人さんが出てきて ス…

ブクマも…!

『愛のむきだし』に ブックマークもいただいていた。 あああああ 嬉しい。 ありがとうございます。

『フロスト×ニクソン』『GOEMON』

図書館でレポート用に本を二冊読む。平日の昼間は好きな窓際の席が空いていて、得した気分。 今日 同じ机をシェアしたのは、背広でビジネスカバンを持ったサラリーマンと学生っぽいおしゃれ男子。 両方とも こういう席ではあまりお目にかからないタイプだっ…

「世界で一番不幸なのは、退職した人間だ」(映画『フロスト×ニクソン』)

…私のことですか?

『悪い男』『鰐』『サマリア』『うつせみ』

キム・ギドク監督をまとめて。 私はマイノリティが描かれる物語が好きなのだろうと思う。 他の映画ではあまり見られない人が出てくるキム・ギドク監督の映画が 私は好きだ。 「もっと やってくれ」と思う。 キム・ギドク監督には 川も登場するけれど 刑務所…

これは「ガール」の物語。「ホノカアボーイ」

映画「ホノカアボーイ」は、日本人の男の子レオがハワイ島の小さな町ホノカアにやってくるところから始まる。 最初は、恋人と。半年後に、彼女に振られて一人で。 映画館で映写助手として働き始めるレオは、おおらかでくいしんぼうの映画館の女主人エデリや…

切ない2DK「今、僕は」

20歳を過ぎても仕事に就かず、自室に閉じこもっている悟。ゲームと漫画で時間をつぶし、食べ物がなくなればコンビニに行く。 一緒に暮らす母親は、息子をとがめることができない。停滞した日々が続いていく…… 「今、僕は」(07)は、そんな彼の生活をひたすら…

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

もうすぐ公開される(広島では まだなのですよ)『フィッシュストーリー』について きちんと書きたいと思ったので その前に中村義洋監督の前作を見ておこうと、 最終日に『ジェネラル・ルージュの凱旋』を見に行く。 1200円になるレイトショー狙い。 21時の…

「人の価値は 人間性でなく 好みで決まる」(映画「ハイ・フェディリティ」)

いい映画ですよね、これ。

嬉しいものだった。

先日、初めて「はてなスター」なるものを いただいた。 …これが、あれか。 思ったより、嬉しい。ふふ。 と、喜びを噛み締めたところで 「もしかしたら、手が滑ったとか?」などと 余計な不安が むくむくとわき上がってきた。 「あ しまった。☆つけちゃったよ…

 園子温は今のイケてる邦画に挑戦状を叩き付けている。「お前ら、起承転で映画をおわらせんじゃねぇ!」と。/松江哲明さん(ドキュメンタリー監督)

以上、「愛のむきだし」チラシ裏より。 この松江監督の言葉、とても腑に落ちる。 確かに「起承転」とか「起承」くらいで終わる映画って、多い。 そこに余韻が残る映画もあるけれど 投げ出して終わり、という感の映画もある。 「愛のむきだし」の描き尽くされ…

世界の全ての映画

けれども結局、 レンタルビデオ/DVD店が 見ることのできる映画を決めているという現実は あるのだよなあ。 それは言い換えれば、 その映画が この世に存在する/しないの一面を 決めているということなのかもしれない。 「回転が悪いので その映画は入荷しま…

満島ひかるの白目を見よ。「愛のむきだし」

先日、初対面の人に趣味を聞かれ 「映画を見るのが好き」と言ったところ 「最近の映画で おすすめあります?」と言われてしまった。 こまった。苦手な質問だ。 その時 とっさに言ったのが 「そうですねえ “愛のむきだし”っていう映画が」 だったのだけれど、…

真剣12人しゃべり場「12人の怒れる男」

「十二人の怒れる男」を学生の頃見て、そのあまりの面白さに驚いた記憶がある。 登場人物は、ある殺人事件の審判を任された十二人の陪審員だけ。 舞台は密室。 そんなミニマムなスタイルがカッコいい。 限られた条件なのに、少しの手がかりと十二人の陪審員…

ごめんよ、TSUTAYA

今みたいに DVDやBDが同居していない、 「レンタルビデオ店」が 名実共に「レンタルビデオ店」だったころ 街なかに なかなかいいビデオ店があった。 それほど店内は広くないのに、品揃えにクセがあって マイナーなヨーロッパ映画やアジア映画が揃っていた。 …

“いい映画”であることは否定しないけれど。「おくりびと」

「おくりびと」(08)は、東京でチェロ奏者を目指す主人公が、所属先の楽団の解散で夢を諦め、妻と共に故郷の山形に戻るところから始まる。その地で主人公が出会ったのは、遺体を清め棺に納める納棺師という仕事だったのだが...... この映画は、何より納棺師と…

フランスっておしゃべり。「パリ、恋人たちの二日間」

個人的に、「ジュリー・デルピー三番勝負」の最終日。 最後の日にふさわしく、今日は ジュリー・デルピーが監督・脚本・主演・音楽そして編集もした 「パリ、恋人たちの二日間」。 付き合って2年になるフランス人女性とアメリカ人男性のカップルが 女性の実…