2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ほろにが喫茶「純喫茶磯辺」

かわいくてしっかりものな女子高生(仲里依沙)は、 ちゃらんぽらんな父親(宮迫博之)と二人暮し。 ある日父親が、突然親の遺産を相続することに。 父親はとびきり不順な動機から、喫茶店を始めることを決心するのだが…と始まる、「純喫茶磯辺」。 「ゆるゆ…

分からない。分からない。でも、心を掴まれる。「接吻」

分からない。分からない。でも。 「主人公の気持ちが分かる」などという 甘っちょろい感想を吹き飛ばして なおも すっくと立つ、孤高の映画。 フィクションだ。 ほとんどあり得ない状況、あり得ない出会い。 でも、それが起こってしまう。それを描いてしまう…

観た後は、珈琲の味が変わります。「おいしい珈琲の真実」

大都市で飲むトールサイズのコーヒー、一杯330円。 アフリカのコーヒー農家に支払われる対価、約3円。 どうしてこんな妙なことが起きているの? 大手企業がコーヒー市場で取引して価格を決めるため、 回り回ってコーヒー農家への対価が考えられないほど低い…

心ほどける、猫映画「ネコナデ」

私の好きな映画館シネツインでは、 モーニングショーで「ネコナデ」を上映した後 レギュラーで「グーグーだって猫である」を上映して、 さらに レイトショーで「ネコナデ」を上映するという、 猫祭り開催中。 このプログラムに、とっても 心ひかれました。 …

楽しいけど… 長いよ?「SATC」

すごい。 こんなに あけっぴろげに 日本で 「SEX」という単語が連呼されたことが 今まで あっただろうか。 でも 映画のタイトルになるとOKなんですね。 王様のブランチとか見てて、思いました。 スマステで慎吾ちゃんも言ってました。 「だって、“SEXと街”で…

後半の演出にがっかり。「落語娘」

ところで、 中原俊監督の「桜の園」は、私の好きな映画です。 ある高校演劇部の一日を描いた物語で、原作は吉田秋生。 屋上に佇む つみきみほの 冷たい水のような新鮮で鋭い表情、 好きな女の子と肩を寄せ合って だんだんカメラに近づいていく中島ひろ子。 …

怠惰な日常に、バックドロップ! 「バックドロップ クルディスタン

難民申請が認められず、強制送還の危険にさらされている クルド人・カザンスタン一家のドキュメンタリー、 「バックドロップ・クルディスタン」を見に 横川シネマへ。 監督は、日本でクルド人一家に出会った野本大さん。 一言で言えば、とても面白かった。 …

「トウキョウソナタ」の、画の力

「トウキョウソナタ」記者会見に 参加させていただく。 ホラー作品が有名な監督だけに、 どんな方かとドキドキしつつ伺ったけれど やわらかい雰囲気の方でした。 お話の中では、画面作りへのこだわりが 印象的。 「トウキョウソナタ」は、 重たいテーマであ…

吉祥寺≒宇宙

先日、 映画「グーグーだって猫である」公開キャンペーンで 犬童一心監督と小泉今日子さんの記者会見に 参加させていただきました。 こんなの、私が言うまでもありませんが。 小泉さんは、やはり素敵。 自然体、という言葉を使うことが 野暮なくらい、 ふわ…