「トウキョウソナタ」の、画の力

トウキョウソナタ」記者会見に
参加させていただく。



ホラー作品が有名な監督だけに、
どんな方かとドキドキしつつ伺ったけれど
やわらかい雰囲気の方でした。


お話の中では、画面作りへのこだわりが
印象的。


トウキョウソナタ」は、
重たいテーマでありながら エイターテイメントな展開、
俳優陣の熱演、
そして 力のある画が合わさって
最後まで目を話せない映画になっていると
感じています。


冒頭に登場する 4人家族の生活する家の絶妙さ、
行き場を失ったサラリーマンが点々と座る公園など
ロケーションはもちろん、


物陰から覗いているように撮られる食事の風景、
俳優の力を信頼した長まわし、


冒頭からラストまでつながる風の使い方、
とても大切なシーンでの美しい朝陽など 光の具合、


ラストシーンは 一枚の画のようです。きれいな、滑稽な、痛快な。


やはり、監督は そのあたりを大事にされていたのだと
改めて 思いました。


“見る”ことも楽しめる、「トウキョウソナタ」。


…でも、今回の記者会見は
個人的には反省点ばかりでした。
画に関する質問をしたかった。次 がんばります。