a cinema a day(わりと簡単に)

 「映画は人生を3倍面白くしてくれた」エドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出』

『ドゥームスデイ』 劇場の外を出たとたん、全て忘れてしまう映画。(いい意味で) 人がゴミのようでした。 女性を主人公に、ひたすらかっこよく見せてくれたところに座布団一枚。 主人公が同性であるということ以外に キャラクターに感情移入できなかったの…

“Don't ever call me” クリス・エヴァンス『セルラー』

『コネクテッド』 元ネタ『セルラー』よりもスゴイ、という触れ込みでしたが それぞれの良さがあると思うので 好みの問題のような気もします。 『コネクテッド』は、人物造形と人間関係がウエットになって アクションを出来うるかぎり山盛りにした感じ。 ka…

 「世の中が変われば 私も変わります。もっと稼げるかもしれません」芦川いづみ『幕末太陽傳』

『幕末太陽傳』昭和32年 監督/川島雄三 久しぶりに見た。しかもスクリーンで。 このたび気になったのは、音。 落語のお囃子に通じる三味線や太鼓の音からバグパイプ、オルゴール。 特にオルゴールが印象的だった。 女郎たちや攘夷の志士たちが オルゴール(…

 「ムーちゃん!」『犬猫』監督/井口奈巳

『イングロリアス・バスターズ』 パンフレットの町山智浩さんの解説に感動してしまう。 ところで、この映画にひとりでいらっしゃるご婦人方の姿を見かけると嬉しい。 かっこいい!と思って。 『正義のゆくえ I.C.E特別捜査官』 全国で29館でしか上映していな…

 「白い小指の いとしさが 忘れられない」

『悲しき口笛』1949年 監督/家城巳代治 出演/菅井一郎、津島恵子、美空ひばり 美空ひばりが 噴水の周りで「悲しき口笛」を歌う映画のラストでは、ずっと鳥肌たってた。 「自由労働者」たちの存在が効いてる。 彼らの中で明るさと楽しさと希望そのものである…

 脇役の日。

明らかに 自分が自分の人生の主役ではない1日を過ごしてしまう。 DVD『ラースと、その彼女』 大名作。 DVD『女が階段をあがる時』『女の中にいる他人』『稲妻』 どれも良かったけれど、個人的には『稲妻』がよかった。 続けて2回見た。 「幸福なんて、お前、…

 誰の力にもなれない夜

『NOISE』 初めての爆音上映。 「もっと!」と思う。 『冷たい水』 オリヴィエ・アサイヤス監督作品を、私は語れない。 (じゃあ完璧に語れる作品が他にあるのか、といわれると すっごい困るけど) アサイヤス監督の使う音楽のことを私は良くしらないし、特…

 「怒ってるんじゃない。“愛”なんだよ」MJ

『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』 松たか子 ああ松たか子 松たか子(感想、以上) だって かわいすぎるよ松さんは。大好きです。 そして、広末涼子は『おくりびと』より一歩進んだ、あんなシーンまで。 一体どうなってしまうのか。(とはいえ、格好は不…

 今日もチャップリン

『不灯港』 独特のテンポ、科白まわし、しゃれた小物づかい。 なんだろう、これ。好きだなあ。 …と思っていたら、これはチャップリンだったのですね。なるほどなるほど。 ストーリーの型といい、 笑わせ方といい(確かにバーで主人公・万造が女の人に花を渡…

 チャップリン日和

今、伊坂幸太郎の『モダンタイムス』を読んでいる。 電車の中で立って読むには多少つらい大きさと厚さと重さだけれど、 出がけに雨が降っていたから持ってきた傘もあって ちょっとかさばるけれど、 問題なし。 なぜなら、特別版、だから(昨日参照)。 今日…