「花の命は短くて 苦しき事のみ多かり」林芙美子
「花の命は短くて 苦しき事のみ多かりき」は「浮雲」の最後に示される林芙美子の詩。
ただし、これはあくまで部分。
詩の中では前後があるのだ。
それを読むと、随分印象が異なるのが不思議。上の部分に続く言葉も書くと……
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり
「苦しいことは多いけれど、風も吹き雲も光る」
ちょっと明るいものが感じられるような気がします。
ただ晩年の林芙美子は、http://duolavie.blog117.fc2.com/?mode=m&no=175 によると
「花の命は短くて 苦しき事のみ多かりき」と色紙に書き、後半は書かなかったとか。そうなのか…。
ちなみに、私は母から
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり
矢でも鉄砲でも飛んでこい
……という、メールが届いたことがあります。
心配かけてるなあ。
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