どうにも好きで。

あああああああああああ 見たい!

あんにょん由美香」が見たい!

一体いつになったら見られるんだ、もう。と

松江哲明監督のブログを読んで身悶えする日々が、もうずっと続いている。


そもそも「童貞。をプロデュース」を見て 仕掛けの見事さとそれを映画として料理する監督のクレバーさに撃沈され、

「セキ☆ララ」を見て 何故雨に濡れた道路を車がただ走る様子を見ているだけで泣けちまうのか自問自答し、

「セックスとビデオテープと嘘」のラストの表情にヤラれ、

カレーライスの女たち」の… ああキリがない。


思いが高じて「キネマ旬報」に「童貞。をプロデュース」評を送り、どういうわけか掲載されたことがあった。

それはもう、松江監督へのラブレターだった。

「もしかしたら読んでくださるかも。うふ」と微かな期待を抱きながらも、その後の経過は全く分からない。


何で好きなのでしょうか。

あのセンチメンタルか、猥雑さか、頭の良さか、何なのか。

どうにも好きで困っています。


ああもう。

早くみたいなあ、「あんにょん由美香」。

これもまた、松江監督へのラブレターですよ。




…松江監督は 今迄にないドキュメンタリーを作り出している一方で、

映画としての文法(あるいは手続き?)を

きちんと踏襲しているあたりが その作品の良さに繋がっていると思おう。

「セックスとビデオテープと嘘」のタイトルの見せ方は、

すごくきちんとしていて、好きです。

さすが沢山の映画をご覧になっている方がすることは違う。


そして私は「セキ☆ララ」を、

大林宣彦が見せなかった尾道”を見せたという意味でも

すごいと思いました。




(ここに「セキ☆ララ」のDVDを入れようと思ったのですが、思ったよりもhatenaさんはその辺に厳しくて拒否されてしまいました。残念)