「ヘンね。自分ではタフなつもりでも、やっぱり傷つく」『プリシラ』(1994年)監督・脚本/ステファン・エリオット、出演/テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース


TSUTAYAが選んだ名作100選>にも入った名作。
映画館に見にいったことが懐かしい。
公開当時は淀川長治さんも生きていたんだよなあ。ああ。


ところで今回見返して発見があったのはエンドロールだった。


<CAST>ではガイ・ピアーステレンス・スタンプなどなどに続いて、最後に


THIS SPACE AVAILABLE    YOUR NAME HERE


と書かれていた。



さらに 協力者に感謝を述べるあたりでは


Extra Special Thanks [with cream on top]

Special Thanks [no cream-cherries optional]

Quite Special Thanks [hold the sweetener]


と、それぞれ凝っている。
いいないいな。


エンドロールは私にとって、その映画を判断する材料でもある。
その作られ方に気配りやサービス精神が感じられると嬉しくて仕方ないし
映画を最後まで丁寧に作ってくれるのだと思えて 好印象を持ってしまうのだ。


プリシラ」のエンドロールは
もともとドラァグ・クイーンが1曲丸々歌を聴かせてくれる
サービス精神旺盛なものなのだけれど、面白いのはそれだけではなかった。
名作は終わりの終わりまで名作でした。


プリシラ [DVD]

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思わず吹き出すことたびたび。使われている曲もすごくいい。