「雨はふるがままにせよ」ポール・ボウルズ
『風俗の人たち』を、読んだのは久しぶりだった。多分、5、6年ぶり。
最後の風俗嬢の話を読んでいて、思わず「あ」と声に出してしまった。
インタビューから10日後に
北京ーパキスタンーコペンハーゲンーポーランドーチェコスロバキアートルコーエジプトーイスラエルータイーマレーシアなどに
「キーッて」旅をするという彼女の話をしめくくる、
終わりの2行は、こうだ。
雨はふるがままにせよ、と言ったのはニューヨークからモロッコに安住の地を求めて移り住み、その地で妻を
亡くした作家のポール・ボウルズである
驚いたのは なんということはない、
私がちょうど モロッコに行く事に決めたからだった。
なんという偶然。
雨はふるがままにせよ。
モロッコで 雨に出会うのだろうか。
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