「あたしはね、人生ってグミ・チョコレート・パインだと思うの」(『グミ・チョコレート・パイン グミ編』大槻ケンヂ)

グミ・チョコレート・パイン?」
「そう。ホラ、ジャンケンして、グーだったらグミ、チョキだったらチョコレート、パーだったらパインって、それぞれ言葉の数だけ前に進めるゲームのことよ。人生って... 生きることって、あのグミ・チョコ遊びだと思うの。自分の出した手が相手を負かすことがあって、でもその手は必ず一番強いわけじゃなくて、任した相手の手より弱い手で負けちゃたり。そうして勝ったり負けたりしているうちに、いつの間にかくっきりと勝者と弱者とが分かれてしまうのよ。生きるって、そういうことなんだと思う」

大槻ケンヂグミ・チョコレート・パイン グミ編』を 久々に読む。
青春が自意識過剰で 甘酸っぱくて 切ないよ。


映画も 悪くなかったけれど、
大人となった現在と 過去である高校生のころを 交互に描く構成が
ちょっと普通で ちょっとがっかりした。
だって、大人となった現在の視点は
きっと 見る人のものだろうから。
あのころ夢見てたよりも つまんない大人からの視点は
あのころ夢見てたよりも つまんない大人になってしまった観客たちに
任せてほしかった。


ただし、ヒロイン役の黒川芽以は 超よかった。
絶妙なかわいさとエロさが。