これを見て、簡単に泣いてはいけない「ブタがいた教室」

もとになっているのは、
1990年に大阪の小学校で行われた、
「ある授業」を追いかけたドキュメンタリー。
このドキュメンタリーが、テレビで放映されて反響を呼んだ。
「ある授業」とは、クラスでブタを育てて食べる、というもの。


映画でも、妻夫木聡演じる新任教師が
クラスの子どもたちと一緒にブタを育て、
大きくなったブタを「食べるか」「食べないか」について
教室を二分する大激論をかわす。
この映画の見どころは、まさにここ。
教室でかわされる激しい話し合いは
ドキュメンタリーを見ているかのようで、
ただただ見入ってしまう。


子どもたちには 結末が白紙の脚本が渡され
ブタの行く末が分からない状態で
議論のシーンを撮影したらしい。
カメラも同時に7台回したということで
その臨場感は、かなりのもの。


本気な感じがいっぱいの子どもたちの意見を聞いていて
すっかり画面に取り込まれてしまって、
見ている自分も「自分がここにいたらどうする?どう言う?」と
終始問われている。
そんな感じ。


おすすめです。
http://www.butaita.jp/